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■イベントレポート「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」スペシャルイベント2015.01.22

かごしま芋焼酎コミュニティナイト トップ画像00(2015.01.22)【イベントレポート】・・・・・・・・・・

「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」
スペシャルイベント2015.01

(Writer 山内亮治)

 

寒気を“熱気”に変えた
「焼き芋&芋焼酎パーティー」

本格焼酎の美味しさを発信するイベント「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」が、1月22日(木)に原宿「IKI-BA /粋場」で開催された。この日、気温15度の鹿児島県からイベントに合わせて8名の蔵元が集結した。東京は気温5度、あいにく小雨が降る寒さが厳しい天気。それにも関わらず、当日のテレビ取材や関係者も含めると総勢50名近くが集まったイベントは、寒さをまったく感じさせない活気ある時間となった。

会場全員での乾杯のあと、参加者は会場内で2つのグループに分かれ、カウンターを挟んで蔵元と芋焼酎談義が開始。蔵元の目の前には、自身の蔵で作られたこだわりの1本が置かれている。参加者は芋焼酎を飲み比べるたびに蔵元と対面式になる。作り手が発信する銘柄の特徴やおすすめの飲み方を間近で知ることができ、コミュニケーションを楽しめる。会話を進めながら芋焼酎をゆっくりと口元に運び、慎重に味わう参加者の顔には納得と満足の表情が浮かぶ。このような交流を通じて、ある蔵元は「普段、気持ちを伝えることを酒屋にお願いしてきた。今回は自分たちで伝えることができて嬉しい」と直に消費者と触れ合える機会の喜びを語ってくれた。

前のめりになって参加者の感想を聞いたり自分の焼酎を説明する蔵元の姿、参加者と頻繁に乾杯をしている姿が各所で見られる。東京の参加者と鹿児島県の蔵元の笑い声が混ざり合い、あまりの活気に屋外のテントで涼みながら飲む人も。雨模様を忘れるほど、会場は東京と鹿児島をつなぐ熱気に包まれていた。

今回の「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」の目玉企画は、ホクホクの焼き芋。鹿児島県からこの日のために直送されたさつま芋と芋焼酎を楽しむ趣旨だ。黄金千貫(こがねせんがん)と安納芋(あんのういも)の2種類を味わう。どちらも芋焼酎の原料として利用される品種であり、寒い時期にぴったりの企画で参加者を喜ばせた。

黄金千貫は皮の白さが特徴のさつま芋。都内で馴染みのあるさつま芋を想像していると「これってサツマイモ?」と思ってしまう色だが、これも東京の参加者にとっては新たな発見でもある。割ると薄い黄色をした小金千貫は、食べると“糖度の高いトウモロコシ”のような優しい甘さが口に広がる。
安納芋は、種子島の安納地区で生産されるさつま芋の品種。蜜芋(みついも)と呼ばれ、しっかりした甘みと口にとろりと残るコクが印象的だ。焼きたてを割ると、湯気とともに蜜が表れ、オレンジ色に近い濃厚な黄色をしている。色から柔らかさや甘みが伝わってくる。安納芋の産地である種子島から参加した高崎酒造株式会社の髙崎吉弘(たかさき よしひろ)氏は、自身の芋焼酎「しま安納」のラベルを指差して「この色なんですよ」と原料のさつま芋とラベルの色が同じであることを説明していた。

2種類の焼き芋どちらを味わっていても「いつも食べている焼き芋の味と全然違う!」「芋焼酎との組み合わせが最高!」といった声が聞こえてくるほど、今回の企画は大好評。芋焼酎だけではなく、その原料を知ることで参加者は鹿児島の土地が生む本格芋焼酎の魅力をより一層感じたことだろう。

 

無限大に広がる本格焼酎を楽しむ方法

ウェルカムドリンク含め、8つの銘柄を味わうことができた今回のイベント。美味しく飲むための方法もさることながら、それぞれの焼酎の味をベストに引き立ててくれる料理は何なのか、「芋焼酎と食のマリアージュ」について蔵元から興味深い話を聞くことができた。

今回、宇都酒造株式会社の4代目 宇都尋智(うと ひろとも)氏が紹介した芋焼酎「天文館」は、最初はドライな口当たりだが後から甘みが追いかけてくる個性を持った一本だ。この特徴を美味しく引き立てる料理は何なのかと質問してみた。すると、返ってきた答えは少し意外なものでありながらも芋焼酎を楽しむ「本質」を突くものだった。

宇都氏曰く「油分の強い料理、焼肉や豚肉を使った料理はキリッとしたロックが良い。ただ、刺身のような繊細な味の料理には自分たちはお湯割りを合わせる」とのこと。決まった銘柄に決まった料理があるのではなく「料理に合った割り方や濃さを見つけて欲しい」と、芋焼酎を美味しく飲むための答えは飲む自分たち一人一人の中にあるのだと教えてくれた。また別の蔵元は「銘柄によって合うお湯割りの温度があるのではないか」と語る。

キックオフイベント(2014年11月)でも蔵元がお湯割りを「王道なしの飲み方」と説明してくれたほど、芋焼酎の世界はどこまでも奥深い。冷やから燗と「温度」によって飲む楽しみ方が変わる日本酒は世界的に見ても珍しい存在だが、芋焼酎の場合はそれ以上かもしれない。「お湯割り」と一言で表しても、料理の組み合わせによって変えたり、飲み手の体調に合わせてコントロールしたり、「その時の自分に合った飲み方」はお湯の比率や温度だけでも無限のバリエーションが存在する。

芋焼酎をロック、水割り、お湯割り、前割り・・・どの飲み方で飲むのか。一見、絶妙なポイントを探すことは途方もない作業のように思えるかもしれない。しかし、好みや体調を基準に比率や温度を変え、その日の「自分と対話」をしながら飲める本格焼酎は日本酒やワインと異なる楽しさがある。「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」イベントをきっかけに芋焼酎を好きになった人も、デイープな芋焼酎ファンも、この「芋焼酎と食のマリアージュ」を見つけることを是非楽しんでほしい。

 

【取材者コメント】
「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」をきっかけに、「芋焼酎が好きになりました」「芋焼酎の本当の美味しさを知りました」と芋焼酎デビューの感想を語る女性の参加者が多い。蔵元と密なコミュニケーションが取れるため「今日飲んだ芋焼酎の生産現場を見たい」と蔵見学を問い合わせる参加者もいる。
イベント取材を通して、自分もただ芋焼酎を飲むだけでなく現地へ伺い「蔵元の応援団」としてお付き合いを続けていけたらと思っている。 (Writer 山内亮治)
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「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」スペシャルイベント2015.01

日 時:2015年01月22日(Thu) 19:00-21:30
会 場:IKI-BA (原宿)
定 員:30名さま

【協賛】鹿児島空港ビルディング株式会社、株式会社西広
【後援】鹿児島県酒造組合、鹿児島県酒造青年会、公益社団法人 鹿児島県観光連盟、公益社団法人 鹿児島県特産品協会

【主催】色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」、鹿児島芋焼酎コミュニティクラブ(「スタイル プロモーション」運営)

- 2015.02.23 update -


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